中古パソコンにOSが付属しない理由
「パソコン、ソフト無ければただの箱」と言う通り、基本ソフトであるOSがなければ使い物になりません。では、どうしてこんなにたくさんOSが付属しないパソコンが販売されているのでしょうか?
OSが付属しない中古パソコンの多くは、企業からリースアップで回収されたパソコンです。
大企業ほどたくさんのパソコンをリースしますから、契約終了時には数10〜数100台単位で引き上げられることになります。
そしてこれらのリースアップ・パソコンが、そのまま中古として大量に出回ることになります。
ボリューム・ライセンス
企業が大量に導入したパソコンにWindowsをインストールするときは、「ボリューム・ライセンス」によるインストールが行われることがあります。
ボリューム・ライセンスとは、インストール用のディスクを一台分ずつ購入するのではなく、OSを使う権利だけをプロダクトキーという形で購入することになります。インストール・ディスクが1枚しかなくても、ライセンスの数だけパソコンにWindowsをインストールすることができます。
このため企業向けにリースされたパソコンには、最初から個別のインストール・ディスクが付属しない場合があります。
リース会社は契約が終了すれば、企業からパソコンを引き上げます。その時点でハードディスクは初期化されますが、ボリューム・ライセンスでインストールされたパソコンには、個別にインストール用のディスクは付属しません。
そしてこれらリースアップされたパソコンが、OSのディスクが付属しないまま中古パソコンとして再販売されることになります。
オークションでは不正な取引も
ボリュームライセンスは契約した企業などの団体に対して、一括して与えられるもので、バラ売りができるものではありません。
例えばボリュームライセンスで50台のパソコンにWindowsをインストールしたうち、いらなくなった5台のパソコンを売ってしまうということはできません。
ただネットオークションなどでは、こうした不正な取引が頻繁に行われています。
現在はマイクロソフトもボリュームライセンスでインストールされたWindowsに対しては、それが正規のライセンスで使用されているかを厳しくチェックするようになりました。
しかしWindows XP時代のボリュームライセンスは、一度インストールしてしまうと認証手続きが不要で、有効期間も永久的です。
オークションで出品されている中古パソコンの中には、これを利用して不正に出品されているものも多く見られますので充分に注意したほうがいいでしょう。
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